国を離れて国を想う

ショパンの祖国ポーランドの代表的な民族舞曲のひとつ「ポロネーズ」

ワルシャワで過ごした少年時代から既に幾つものポロネーズを作曲していましたが、20代半ば、ドイツの出版社から正式に作品として出した第1作目のポロネーズです。

熱い想いを発散する前・後半部と、中間部の美しくノスタルジックな2重奏…コントラストが魅力的な作品です。

フランスやドイツで磨いた作曲技法により、それまで習作で書いた作品とは一線を画す、渾身の一曲ではないでしょうか?

後に幾つもの素晴しいポロネーズを生み出すショパンの魂がここに宿っています。

 

収録は前半の途中からになりますが、是非お聴き下さい!