彼こそが!

今回は最近UPした数本と傾向の違う楽曲を選びました。

アメリカ映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」から“彼こそが海賊” です。

ディズニーのテーマパーク「カリブの海賊」を元にした映画シリーズで、これまでに「呪われた海賊たち」「デットマンズ・チェスト」「ワールド・エンド」「生命の泉」「最後の海賊」の5作が公開され、いずれも大成功を収めています。

ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウと、第1作「呪われた海賊たち」のサウンドトラックに収録されている“彼こそが海賊”はシリーズの象徴的な存在ではないでしょうか?

勇ましく英雄的なメロディー、血が沸き肉躍るリズム…冒険心に溢れた壮大な海賊の世界観をインパクトのある音楽で表現しています。

「ライオン・キング」などで有名なドイツの作曲家、ハンス・ジマーが骨格を作り、彼の弟子であったクラウス・バデルトが仕上げまでの作業を進めたとか。

 

芸術の世界で「海賊」と言えば、2年前にフェスティバルホール(大阪・中之島)で観たウィーン国立バレエの公演。

かつてヌレエフに認められ、パリ・オペラ座のエトワールとして世界的に活躍したマニュエル・ルグリがこのバレエ団の芸術監督に就任して8年目でした。

ウィーン国立歌劇場は権威あるオペラハウスとして誰もが知る超一流ですが、バレエは由緒と歴史はあるものの歌劇ほどでなかったとか…

それをルグリが世界のトップクラスに導いたと言うのでワクワクしながら訪れ、それは素晴しい「海賊」を見せつけてくれました。

磨き抜かれたテクニックは圧巻!スケールの大きな表現はステージが狭いくらいに感じるほど。しかも人物の魅力的なキャラクターや内面までダンサーの見事な技によって美しく表現され、アダンの音楽も相俟って劇的に展開するストーリーに大興奮!

しかし、当時からルグリは就任10年目に引退を表明していました。それは正に今年、2020年です。

 

さて、パイレーツ・オブ・カリビアン! 

原曲をアメリカ人アーティストがアレンジした“彼こそが海賊”バージョンを元に弾いてみましたので、どうぞお聴き下さい!