可愛い過ぎる○○

現代の若者が子ども時代に触れて、また今も懐かしさと共にその良さを感じる作品、音楽にスタジオジブリ関連のものが多いようです。

と言っても創業35年になり、初期の作品である「となりのトトロ」「火垂るの墓」「魔女の宅急便」「ハウルの動く城」等は、幅広い層に支持されるアニメ映画の定番ですね。

更に1997年の「もののけ姫」は当時の歴代日本映画興行収入第1位となり、2001年の「千と千尋の神隠し」は300億円以上の興行収入で、その記録を塗り替えたそうです。

また、後者は公開以来、海外でも評価が高く、今年は「今世紀最高の映画100選」(イギリスの映画誌・エンパイア)にて、日本映画で唯一選出されたとか。

音楽面では「もののけ姫」は米良美一氏の歌うテーマが大ヒットし、同時にカウンターテナーの存在が広く知られるようになりました。
「千と千尋の神隠し」では主題歌「いつも何度でも」を作曲、ライアー(竪琴)の弾き語りをされた木村弓氏の世界観も印象的でしたね。

 

さて、今回は2008年夏に公開されたスタジオジブリ制作、東宝配給の映画「崖の上のポニョ」(宮崎駿監督)を…

アメリカでも大人気で、日本アニメ映画の中で第5位、「千と千尋の神隠し」の1.5倍の興行収入を誇るのだそうです。

そのポニョのエンディングテーマ(久石譲作曲)を取り上げてみました。

しかし、少し曲調が可愛い…いや、私には可愛過ぎる(笑)かと思いますが、先日の「夜の訪問者」はじめ、広く人気があるジブリ作品の音楽を様々な編曲で聴いたり、また自ら演奏する時、その魅力に気づかされます。

「弾いて欲しい」とリクエストもありましたので、無垢な歌と躍動感溢れるオーケストラパートを再現しながら、随所に少しピアニスティックな表現も加えてアレンジし、演奏してみました。