Who is he?

今回はデビュー間もない頃の演奏動画で、「これ誰?」と思う方もあるでしょうか?(笑)

演奏自体も幼いですし、とにかく一生懸命弾いています!

勿論、今も心を込めて懸命に弾いていますが、この頃は直球!真正面から!って感じですね。

恩師も皆様、お元気な頃でしたので、その影響もあったように思います。

 

さて、この作品・・・

“ピアノの魔術師”と讃えられるリストですから、ピアノ協奏曲でも華やかなな技巧をふんだんに駆使し、演奏効果の高い作品に仕上げています。

ソロとオーケストラが対峙、融合し、ひとつの音楽を創造していく絢爛たる協奏曲の世界。

大きな編成ならではの醍醐味ですね!

この曲は4楽章から構成されていますが、フィナーレをUPしてみました。

 

調性は変ホ長調。

この調で作曲されている有名曲を挙げてみますと、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」、交響曲第3番「英雄」のように豪壮、ヒロイックなイメージがあります。

また、ショパンの「華麗なる大円舞曲」「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」(のポロネーズ)など非常に華やかで瑞々しい印象がありますね!

リストのこのコンチェルトはその両方を備えたように感じます。

また、トライアングルが効果的に用いられ、キラキラ感を高めているように思います。

堂々たる骨格を持ちながら、煌めくディティールも魅力が溢れ、引き込まれます!

高校生の時、マルタ・アルゲリッチの演奏を聴いて、痺れました!

 

では、コンサートホールのシートにいっらしゃる気分でお楽しみください。