どんな年代でも、歩みの幅は違っても、続けることで成長がある!と再認識しました。
某音楽高校に通う生徒さんは、次への課題に進めることを身近な目標に練習を重ね、先日の学内実技テストではクラスベスト成績に。全体のベストには届かなかったので、更に頑張るそうです!
音楽を点数や順位で表せないとの見方も勿論存在しますが、専門教育の場やコンクール、オーディション等となると致し方ありません。
また、それを理解した上で挑むならば、向上や飛躍のきっかけに生かせたら…と思います。
結果は相手(審査サイド)が決めることなので、個人の努力と常にイコールとは行きませんが、精一杯努力することでジワジワと力がつきますので、地道に続けて欲しいです。
半年ほど前からピアノをスタートした70歳代の生徒さんは、「この前、私が弾いているのを久しぶりに聴いて、“お母さん、指、動いてるやん!曲になってる!”とびっくりしながら誉めてくれましてね…」と喜んでおられました。
聞くところによると、なかなか厳しく辛口のお嬢さんで普段は何事でもあまり誉めてくださらないとか…
私も、普段の進歩を評価しているのですが、ご本人は「あ、またここが上手くいかなかった!一応一生懸命やってるんですけど。
あんなにやったのに!」となかなか厳しい。
厳しいのは母譲り?と微笑ましく思いました。
そして、その方の次のレッスン予定の小学生…
このところ熱心に取り組んでいるせいか、一連の手指消毒などするやいなや弾きだしました。
これまた久しぶりに聴くその音色に、前の生徒さんが帰り際に「わぁ、上手になったね!私らとは流れが違うわ!」とお声をかけられました。
弾いている彼もそれは嬉しそうな満足げな表情でした。
更に、曲のタイトルや速度記号、強弱の指示などの再確認などのアドバイスに真剣に耳を傾け、また即座に弾きだしました。
今、弾きたい!=表現したい!という思いが溢れているようで、私も嬉しくなりました。
歩みつづけること=成長する=達成感、喜び、幸福感を味わえる!
とは言え、人生の中では時に挫けたり、後ろ向きになったり、気力が無くなることがありますよね。
それでも、その人に情熱の一片でも存在していたら、また小さな蕾からそれぞれの花を咲かせていけると信じています。
そのような姿を共に身近に経験できることも、私にとって幸せです。