小さなお子さんのレッスンの話題を2つ。
一人は…
単旋律を両手で分割して弾く課題から、両手でのユニゾン奏(同じメロディーを弾く)もクリアし、先週からいよいよ左右の手でメロディーと伴奏のパートを担う両手練習の課題に進みました。
その生徒さんにとって初めてのチャレンジです!
片手練習はOKでも両手同時になると、タイミングがずれたり、リズムが崩れたり…と初め苦労することもあります。
そこで、家での練習に向けてスムーズに両手奏が導入できるよう、レッスンの中で予備練習します。
運動性が身につくと難なく進むパターンもあり、ピアノを弾く前にリズム動作でコツを掴んだり、小節やフレーズに分けて完成形を一部分でも早く体感することで、モチベーションをアップできるよう指導しています。
すぐに全てができなくでも、こうして練習したらできるようになる…と言うことを持ち帰って欲しいのです!
そして、1週間家で練習した結果…
きれいなメロディー&小気味良いリズムを奏でていました。
「うまいね!いっぱい練習したのかな?少し難しかった?」と尋ねると…
一言「簡単だった。」
思わず笑ってしまいました。
小さな子独特の正直な感想ですね!
正しい練習法でリピートすると弾けるようになり、弾けるようになると楽しくてもっと弾きたくなりますね。
もう一人は、同音が連続する部分の音を保持しながら弾くレガート奏を練習している生徒さん。
腕や手指の柔軟さと鍵盤を押すタイミングがポイント。
まず、意識しないとポン・ポン、ポツ・ポツと切れてしまいます。
頭でわかってきても、いらない力を入れてしまったり、脱力できても押したり上げたりする弾くタイミングが合わないと音が上手く鳴りません。
まず初めの1音弾くために下した指を、同音の2音目を弾く直前に一層脱力し、鍵盤が上がりきらないうちに下ろす。
その時の絶妙のタイミングが掴めてくると、どんな曲も同音レガートは完璧な響きになっていきます。
初めは思い通りにいかず、もどかしそうでしたが、一生懸命チャレンジし弾けるようになってきました!
あと一歩なので続けて自分のものにして欲しいと思います。