合理的に且つ音楽的に!

梅雨空から夏空へ・・・

そしてゲリラ豪雨に見舞われるこの頃・・・

前回のブログから1ヵ月も間が空いて、7月も最後の日になりました。

 

学生たちは夏休みに入り、生活のリズムも人それぞれだろうと思いますが、レッスンに通う生徒さんたちは皆さん結構コンスタントに練習していて感心しています。

また、音楽専門の学校以外でも校内で合唱曲の伴奏担当になった生徒さんたちは自分の通常練習の曲の他、今、伴奏の読譜の真っ最中。

ピアノソロ曲でもそうですが、伴奏パートが見慣れない譜面の書法や開離したアルペジオに戸惑うことがあります。

 

原則的には大譜表の上段が右手、下段が左手ですが、例外の時があり、それが明示されている場合だと良いのですが、自分で判断したり、工夫が必要な場合も・・・

一見、片手で弾くように書かれているので必死で練習したけれど、どうも弾きにくい、失敗する・・・と言った時、それを左右の手で分割して一流れにすると、そのパートは勿論、全体的にスムーズに生まれ変わります。

 

そして運指の選択もしかり・・・

基本の指使いを大切にしながらも更にひと工夫することで流れ良く速いパッセージもミスなく弾けたり、余裕が出てくるので音色の表現にも磨きがかかったり、良いことずくめ!(笑)

 

ただただ懸命に音を並べるのでなく、「2本の手、10本の指をどう使うのか?」合理的に且つ音楽的に弾けるよう、レッスンでは具体的にお伝えしています。

更に正しく効果的にペダルを使用することで一層音色や音量の幅が出せるので「プラス2本の足」も加わってきます。

 

当人の達成感は勿論、クラスや学校の仲間、先生方にも好評だと一層自信もつきますね!

夏休み中に完成させ、新学期に全体で合わせたときにはバランスやまとまりなど総合的な耳で自分のピアノが聴けるように向かって欲しいと思っています。