小学1年生の生徒さんが、そのお知り合いの方の秋の発表会に出演するとのことで、少し前から準備しています。
曲の候補は本人とお母様とでセレクトされ、ブルグミュラー25練習曲の「アラベスク」と懐かしのJポップのピアノアレンジ。
普段練習してきた課題より背伸び感はあるのですが、色々他も視野に入れながら検討の結果、意志を尊重し2曲決定!
「アラベスク」は粒の揃った16分音符の軽やかさと、標題のように中間部にふたつの音型が蔦のように交錯しながら音楽が高まって進行していくところが魅力であり、練習のしどころです。
16分音符の処理は、手指を柔らかく保たないとコチコチになって素早く動かないし、指先にある程度の支えがないと滑ってしまうし・・・
ただ何度も繰り返し弾くので無く、そこを細かく拍ごとに止めてさらったり、効果的なリズム変奏をしたり、ピシュナやコルトーのメソードを少し使ったりしながら進めると、だんだんイメージに近づいてきました。
中間部は片手ずつそれぞれのメロディーの特徴をしっかり捉えて、アンサンブルするように練習開始!
音の進行のパターン、ポジションの移動など共通性や規則性を掴みながら進めるとこちらも弾けるようになりました。
勿論、レッスンしたことを家でいかに練習するかが大切なことです。
弾けそうで弾けない時はもどかしい思いをしているでしょうが、懸命に乗り越え、次のステップに迎えそうで私も嬉しい限りです。
もう1曲の話題は次回のblogで・・・