架け橋

親しみやすいメロディーと美しいハーモニーで世界的に愛されている「アンドレ・ギャニオン」。

1936年、カナダ・ケベック州で「ジョセフ・ジェラード・アンドレ・ガイ・ガニョン」として誕生しました。

19人兄弟の末っ子だったそうで、4歳でピアノ、6歳で作曲を始めるなどモーツァルトのような神童ぶりを発揮し、モントリオールの音楽学校を経て、パリに留学。

そこで出会ったポピュラー音楽に魅せられ、クラシック音楽との架け橋になる音楽活動を志します。

28歳でアルバムを録音開始、数々のヒット作品を生み出し、その架け橋は国際的な活動となりました。

ヒーリングやイージーリスニングと呼ばれるように優しく癒される曲調が多くの人々の心の慰め、励ましになっています。

日本デビューは1983年で、「インプレッションズ」がヒットし、以降、ドラマのサントラを担当、コンサート活動を展開しました。

 

その代表曲から1996年60歳の作品「めぐり逢い」と「愛につつまれて」を演奏しました。

ともに日本のテレビドラマ「Age,35 恋しくて」で効果的に使用されました。

尚、原題は Comme au premier jour(最初の日のように)とL'amour reve(愛の夢)です。

品は素朴で温かなメロディーが循環され、微妙に伴奏型が変化する心和らぐまさに癒しの音楽ですね。

 

アンドレ・ギャニオンは昨年2020年12月3日、84歳没に天に旅立ちました。

築いた架け橋はこれからも人々の心の潤いをもたらすでしょう。