昨日、大阪市立こども文化センターにてMUSIK KONZERT 阪本康生門下生コンサートを無事終了することができました。
子どもも大人も、ピアノを始めたばかりの人もベテラン組も、趣味で楽しむ人もプロ活動している人も同じステージで演奏を披露する春恒例の催しです。
前半はアンサンブル。
自分が主役になったり脇役になったり、準主役だったり…とその役割を担い、全体のバランス感覚も駆使して一つの音楽を紡いでいく。
そのためには各パートがしっかりしていないと成り立ちません。
それでも本番はアクシデントがあるかも知れず、それにもそれなりに対応できるように…
ソロとはまた違った楽しみがあり、また工夫も必要ですね。
出演者全員にそんな体験から得るものを実感して欲しいと思い、毎回取り入れています。
後半はソロ。
孤高の練習を経て、ステージも勿論一人で全てを表現…
自由と共に自分が全て担うプレッシャーもありますね。
練習とレッスンを重ね、準備してきたものを如何にステージで演奏表現できるか…
それが花開く本番は他にない貴重な時空です!
その瞬間を大切に味わい表現できると良いですね。
それぞれが「今の全て」を存分に表現した生徒さん達。
熱い思いが伝わってくる演奏でした!
ただ、本人にとっては全て満足だったかは、人それぞれでしょう…
一般に「実力が発揮できなかった」と言う言葉を耳しますが、本番での出来が演奏としての「実力」で、不十分だった時は、まさに実力不足。
起ってしまったことは致し方ないので、そればかり思い悩まず、普段の練習時により集中し、念を入れて確認するなど、これからの課題に繋げてくれたら…と思います。
ステージでの演奏とそれに向かう準備、そしてそのあと省みることは、音楽そのものを追求するだけでなく、人生においても様々に役立つ経験になると実感しています。
出演者の皆さん、本当にお疲れ様でした!
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました!